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顧問
並木昭義 先生 (小樽市病院事業管理者 札幌医科大学名誉教授)
我国で術後痛管理が普及するには術後疼痛管理を医療サービスと考えそれが円滑に実行されるシステムを構築する。そのためにマニュアル、ガイドラインの作成、薬剤、デバイスなど鎮痛手段の標準化、術後疼痛管理に携わるチームメンバーの連携を図ることである。2007年に術後疼痛管理サービスPOPS(Post Operative Pain Service)研究会が発足した。この会の活動の1つとして全国アンケート調査を実施した結果、術後疼痛管理のガイドライン、指針の作成を要望する者が多かった。そこでガイドラインでなく、より実践的な手引き書、マニュアルを作成することにした。2009年にマニュアル作成実務委員会を発足した。そこでは術後疼痛管理をよく実施している全国の12施設から委員を選出し、川崎医大の中塚教授が委員長として「術後痛サービス(POPS)マニュアル」の作成作業に当っており、近日中に出版の運びとなる。これを現時点での標準化したマニュアルとして全国の医療現場で実施され、評価をうけてさらに改善、改訂が行われ、そして海外にも通用するガイドラインに発展していくことを期待する。活動のもう一つは、POPS研究会にホームページを開設することである。このホームページが術後痛に関する最新の情報の提供、また意見交換を行うために活用され、それにより術後患者の満足度(QOL)を高めることに大いに役立てばこの上ない喜びである。

